契約プロバイダを確認する6つの方法 | 解約と乗り換えの手順

契約中のプロバイダを確認しましょう
自宅にネット環境があるなら、すでに何らかのプロバイダと契約しているということです。
そのため別のプロバイダと契約するなら、まずは現状どのプロバイダと契約しているのかを確認し、そのプロバイダと条件を比較する必要があります。
どこと契約しているか分からないという人も多いでしょうが、実は簡単に確認できます。
6つの確認方法を知り、プロバイダを把握して上手に乗り換えの手続きを進めましょう。
そもそもプロバイダとは?

プロバイダとは、簡単に言えば「インターネット接続サービス」を提供している業者です。
ネットを利用する際には、「回線」と「接続サービス」の2つが必要です。
そのため、ADSLや光といった回線業者と契約するだけでは、ネットは使えません。
プロバイダそのものについて、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
プロバイダとは?インターネット契約前に初心者が知っておくべき知識
国内にあるプロバイダで、主なものだと以下が挙げられます。
- @nifty
- Asahiネット
- BB.Excite
- DTi
- hi-ho
- OCN
- So-net
- WAKWAK
- ぷらら
これらは比較的メジャーなものですが、プロバイダの数は当然これだけではありません。
現状では数百、数千ものプロバイダがあるのです。
「どのプロバイダと契約していたかわからなくなっちゃった!」という方も多いのではないでしょうか?
ここからは、あなたが契約しているプロバイダを調べる6つの方法を紹介します!
契約プロバイダを調べる6つの方法

現在契約しているプロバイダを調べる方法は、以下の6つが挙げられます。
- Webサイトで調べる(ネット接続必要)
- メールアドレスから特定する
- 契約時の書類を探す
- 利用明細から特定する
- 管理会社・管理人に確認する(集合住宅の場合)
- 回線業者に問い合わせてみる
それぞれでやり方が違い、条件が決まっているものもあるため注意が必要です。
自分に合ったやり方で、確実に契約プロバイダを確認しましょう。
「確認くん」などの専用のWebサイトで調べる
ネットに接続できることが条件ですが、特定のWebサイトからプロバイダを調べることが可能です。
確認サイトは数多くありますが、代表的なもので言えば「確認くん」が挙げられます。
このサイトにアクセスするだけで接続者の詳細な情報を表示でき、契約しているプロバイダやIPアドレスが確認できます。
ただし、マンションが無料で提供しているWi-Fiのように、自分が契約しているもの以外は確認できない場合もあります。
契約プロバイダの確認サイトは数多くあるため、表示が分かりづらいなら別のサイトを探しても良いでしょう。
表示される内容自体は同じですが、サイトの仕様は異なるため、見やすさには多少の違いがあります。
ネット接続できない場合は、別の方法を試しましょう。
プロバイダのメールアドレスから特定する
プロバイダとの契約時にはプロバイダからメールアドレスがもらえるため、それから特定する方法もあります。
プロバイダ提供のメールアドレスは、@以降の表記が違っているため、これを確認しましょう。
プロバイダ | @以降のアドレス |
---|---|
OCN | @~.ocn.ne.jp |
So-net | @~.so-net.ne.jp |
Yahoo!BB | @ybb.ne.jp |
ぷらら | @~.plala.or.jp |
Asahiネット | @asahinet.jp |
hi-ho | @abc.hi-ho.ne.jp |
代表的なものだと以上の例が挙げられます。
@以降の部分にはプロバイダ名が入っている場合も多いため、これをチェックすると分かりやすいでしょう。
ただし、プロバイダが提供するメールアドレスではなく、フリーのメールアドレスを使っている場合は注意が必要です。
普段利用しているのがプロバイダ以外から取得したメールアドレスだと、そこから契約先を特定することはできません。
また、フリーメールのYahoo!Mailを使っている場合、@以降はyahoo.co.jpです。
これはYahoo!BBのものと混同しやすいため、Yahoo!Mailを使っている場合は、この点にも注意しましょう。
契約時の書類を探す
プロバイダと契約した際には、必ず契約書類が配布されます。
これにはプロバイダ名や契約内容の詳細が記載されています。
契約書類を見るのがもっとも確実な方法ですので、保管場所が分かるならこれを確認しましょう。
回線業者とプロバイダがセットになっている場合も同じで、契約書類にはプロバイダ名の記載があるはずです。
ただし、契約プロバイダを複数回乗り換えている場合は注意が必要です。
どれが現在契約しているものか、間違えないようにしなければなりません。
プロバイダを乗り換えた際には、前回利用していたプロバイダに関する書類は混ざらないよう別の場所に保管する必要があります。
乗り換えからかなり時間が経っているなら、ややこしくならないよう処分するのもひとつの手でしょう。
契約書類は、解約や契約内容の見直しの際に使用することも多いため、大切に保管しておかなければなりません。
利用明細から特定する
現在プロバイダと契約しているなら、毎月必ず使用料金が発生しています。
当然請求がきているため、利用明細を確認し、どのプロバイダから請求されているかチェックしましょう。
支払いの方法によって明細の確認方法は違います。
クレジットカード払いならカードの明細、口座引き落としなら、通帳に記載された取引先の名称から確認しましょう。
紙の明細があるなら確認はしやすいですが、ペーパーレス化している場合は注意が必要です。
クレジットカードの利用明細をオンライン確認だけにしている場合は、見落とすことも多いでしょう。
また、プロバイダによっては利用明細をメールで通知してもらうことも可能で、この設定にしている場合も確認漏れが起きやすいでしょう。
まずは支払い方法を確認して、どの方法で利用明細が通知されるかチェックする必要があります。
管理会社・管理人に確認する
マンションやアパートで無料Wi-Fiが提供されている場合は、管理会社や管理人にプロバイダを確認しましょう。
集合住宅の場合、自分ではプロバイダが確認できない場合も多いです。
管理会社や管理人しかプロバイダを知らないケースもあるため、一括管理している人に聞くのが手っ取り早いでしょう。
ただし、集合住宅で一括契約している場合は、物件によっては個人単位でプロバイダの変更ができない場合もあります。
これは管理会社や管理人の考えによって異なります。
契約プロバイダ確認の際に、変更しても良いか聞いておくと良いでしょう。
基本的には集合住宅向けの方法ですが、戸建てでも借家でもすでに回線契約がしてあるなら、管理会社や管理人への確認は可能です。
回線業者に問い合わせてみる
契約プロバイダは分からないものの、回線業者は分かるという場合は、そこに連絡してプロバイダを調べてもらうことも可能です。
プロバイダと契約しているなら、当然回線業者とも契約しているはずです。
ネットが使える現状で、どちらか一方しか契約していないということはないでしょう。
回線業者も毎月使用料金の請求があるため、利用明細を確認して調べることができます。
また、契約書類があるなら、それを確認しても良いでしょう。
回線業者からレンタル機器を提供してもらっている場合、端末本体に業者名が記載されているケースもあります。
回線業者ごとに問い合わせの方法は違いますが、基本的には電話とネットの両方に対応しています。
受付時間にだけ注意して、確認しましょう。
プロバイダ解約と乗り換えの流れ
契約プロバイダを確認し、他社のほうが良いと判断したなら、乗り換えましょう。
乗り換える際には、以下の手順で手続きを進めます。
- 新たなプロバイダと契約
- 現在のプロバイダの公式サイトで解約方法を確認する
- プロバイダに連絡
- プロバイダからの指示に従い解約手続きを完了させる
乗り換えの際には、まず新しいプロバイダと契約し、その後古いプロバイダを解約します。
これはネットが使えない期間を作らないためです。
先に古いプロバイダを解約することも可能ですが、解約が先だと空白期間ができるため注意しましょう。
新たなプロバイダと契約後に、現在契約している(古い)プロバイダの解約手続きを行います。
解約の方法はプロバイダごとの公式サイトに掲載されているため、それを確認しましょう。
その後古いプロバイダに連絡して、指示に従い手続きを完了させて、乗り換えは終了です。
プロバイダごとに詳細な手順は異なるものの、基本的には上記の通り進めれば問題はないでしょう。
プロバイダの特定は簡単!
ネットが使えるということは、プロバイダと契約しているということですが、どこと契約しているか、把握している人は多くありません。
しかしプロバイダにごとに使う際の条件は違っており、快適でお得に使えるかどうかは異なります。
契約プロバイダの特定は簡単です。
現状を正しく知り、他社への乗り換えのチャンスを見逃さないようにしましょう。
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