ドコモ光

ドコモ光の回線速度は遅い?評判や改善策を徹底解説

ドコモ光で快適な速度でネットを楽しむ様子

インターネットを利用しているときに、ストレスになるのが、接続速度の遅さですよね。
動画を鑑賞したり、通信ゲームをしたりする際、接続速度が遅いとインターネットが楽しくなくなってしまいます。

インターネット上でも検索すると、ドコモ光でも「通信速度が遅い!」とストレスを感じている人がいるようです。
ですが「ドコモ光を解約してやろう」と怒った勢いで他社に乗り換えてはもったいないです。

しっかりと原因を探れば、改善策を講じることができます。
さらに言うと、厳密にはドコモ光が直接の原因ではないことが多いです。

この記事ではドコモ光の速度に関する評判と、接続速度が遅い場合の原因とその対処法を紹介します。
ドコモ光は満足度の高いサービスです。
接続速度が安定すれば、快適なインターネット環境を構築できるはずです。
ぜひ、この記事を参考にして、快適なネット環境を整えてください。

ドコモ光の速度が遅いという評判と誤解

ドコモ光の通信速度が遅いという口コミがありますが、実はドコモ光自体の通信速度は、他社と比べてもそん色ありません。
各社が公称している通信速度の一覧は以下の通りになります。

通信速度
ドコモ光 1Gbps
ソフトバンク光 1Gbps
フレッツ光 1Gbps
auひかり 1Gbps
NURO光 2Gbps

NURO光がとびぬけて早いですが、その他は大きな違いがありません。
ですが、インターネット上で検索してみると、ドコモ光の利用者の中でこんな口コミが出てきます。

ドコモ光の通信速度自体に問題はありません。
ですが、他社からドコモ光に乗り換えてみたら、接続速度の遅延を感じ、ストレスを感じている人が多いようです。

ドコモ光の通信速度が遅いのは、ドコモが原因ではない?

インターネット上には、ドコモ光に対する不満の声が聞かれますが、実は多くの他社と回線を共用しています。
ドコモ光は「コラボレーション光」と言われるもので、フレッツ光との回線ケーブルを共用しているからです。
このため、回線の品質自体はドコモ光の回線はNTTのフレッツ光と違いがありません。

NTTのフレッツ光とドコモ光の回線の違い

コラボレーション光の事業者は2018年現在、ドコモ光のほかにも500社以上にのぼるとされています。
フレッツ光のほか、ソフトバンク光やsonnet光、ビッグローブ光、ぷらら光など多岐にわたります。

このように、光コラボレーションの各社とも同じ回線を使っているので、ドコモ光だけ速度が遅いということは考えにくいです。
ただ各社とも「ベストエフォート型」のサービスなので、回線の速度には多少の違いがあります。
詳しくは次項で説明します。

通信各社が提唱してる「ベストエフォート型」とは

各社公称している通信速度がありますが、宣伝でうたっている通信速度が出ることは稀です。
これは、各社とも「ベストエフォート型」のサービス形態を採っているからです。

ベストエフォート型とは、簡単に説明すると、「理論値に向けて最大限高品質なサービスを提供できるよう努力します」というサービス姿勢のことを言います。
インターネット通信は、環境や利用者数などに応じて、速度が変化してしまいます。
ただ、インフラの機能などにおいては理論上、1Gbpsや2Gbpsの通信速度を提供できます。
環境など操作が難しい部分においては、毎回企業努力を行い、理論値に近づけるよう努める、といった姿勢がベストエフォート型と呼ばれるものになります。

つまり、利用者が自分一人で気温湿度など環境要因も最適だった場合、1Gbpsなどを記録できますが、実際にはそのような状況は限られます、

このため実際には、ホームページなどに表示される通信速度とは異なる測定結果が出るということになります。

ただ、これはドコモ光に限らず、ほぼすべての通信会社が採用している方式です。
先述した通り、ドコモ光が特別遅いということはないはずです。
ではなぜ、速度に違いが生じることがあるのでしょうか。

プロバイダが原因?

ドコモ光に限らず、インターネットの接続遅延の原因は、実はプロバイダに原因があることが多いです。

インターネットへのアクセスに、プロバイダが重要な役割を果たしているからです。
プロバイダは、光回線の通信をインターネット網につなげる門のような役割を果たしています。
そのため、アクセスが集中してしまったり、プロバイダの質が悪かったりすると、接続速度に影響が出てしまいます。
普段プロバイダの存在を意識することが少ないので、接続速度の遅れを回線のせいと考えてしまいますが、プロバイダにも原因が考えられます。

高速道路に例えるとわかりやすいです。
通信を車、道路を回線、料金所をプロバイダに例えることができます。
各社の道路の質は良くても、料金所に車が集中してしまったり、料金所の処理能力が低いと、料金所の付近で渋滞が発生してしまいます。

インターネット回線とプロバイダの混雑を交通渋滞に例えた図

インターネット回線でも同様のことが起こり、プロバイダの処理能力に対して、過剰なアクセスが集中するとインターネットの接続速度に遅延が生じます。
接続速度に悩んでいる人は、プロバイダを見直すことで改善につながります。

速度測定で、速度遅延の原因がプロバイダか回線か、調べる方法

それでは具体的に解決策を探る前に、本当にプロバイダが原因か、それとも回線に原因があるか確認しましょう。

速度遅延の原因は、以下の2種類の接続速度テストを行うことで予想することができます。

回線自体の速度テスト
NTT東日本:サービス情報サイト設定ナビゲーション
NTT西日本:通信速度の改善ポイント|フレッツ光公式|NTT西日本
ISP(インターネットサービスプロバイダ)の接続速度テスト
インターネット回線の速度テスト | Fast.com

それぞれ速度を測定している箇所が異なります。
NTTの回線速度テストは、自宅の通信機器から回線までの速度を測定しています。
ISP速度テストでは、回線も含めて、インターネットに接続するまでの速さを測定しています。

つまり、テスト結果には次の2通りがあり、原因も次のように予測できます。

回線の速度に比べ、ISPの測定結果が低い
⇒プロバイダの部分で遅延が生じている。
2つの数値に大きな違いがない。
⇒回線、プロバイダに大きな問題がない

それでは、次項でそれぞれの場合についての対処法を紹介します。

プロバイダに原因があった場合の改善方法

ISPの速度に原因があった場合、主に改善策は以下の2種類になります。

  • ルーターを変更する
  • プロバイダを変更する

それぞれの方法や注意点について説明します。

ルーターをIPv6対応タイプに切り替える

通信速度はルーターを変更することで、改善することができます。
おすすめは「IPv4 over IPv6通信」対応ルーターです。
見慣れないアルファベットが並んで何のことだかわからない人が多いと思いますが、なるべく簡単に紹介します。

IPv4 over IPv6通信対応ルーターでは、インターネット接続の遅延の原因となっていたプロバイダの経由を省略でき、その分快適にインターネットを楽しめます。

従来の通信規格であるIPv4は、プロバイダの認証作業を経て、インターネットに接続していました。
ただ先述した通り、プロバイダへのアクセスが集中すると、インターネットの接続速度に問題が生じてしまいます。
これに対し、新しい通信規格であるIPv6タイプは、プロバイダを介さず、接続事業者を通じてインターネットに接続できます。
快適なインターネットができるIPv6ですが、唯一の欠点が、サイトなどによってIPv6に対応していないことです。
IPv6対応ルーターだけでは、IPv4のみに対応したサービスを利用できない点にあります。

しかし、IPv4 over IPv6通信対応ルーターでは、IPv4・IPv6両方の機能を有することができます。
IPv4のサイトも、IPv6の規格を利用してサイト閲覧できるため、高速に今まで通りのインターネットにアクセスできるようになります。

上記の高速道路に例えてみます。
従来のIPv4タイプでは料金所が一つしかなく、渋滞が発生していました。
次世代規格のIPv6タイプでは、料金所の数が多いうえ、ETCで遅延なく料金所を通過できるイメージです。

ドコモ光ではIPv4 over IPv6通信に対応したルーター「ドコモ光ルーター 01」の販売も行っています。
同機であれば、ドコモ光の提携プロバイダが提供する全てのIPv4 over IPv6通信に対応しています。
そのほかにもプロバイダごとで貸し出しを行っているところもあります。
契約するプロバイダに問い合わせてみましょう。

ドコモ光の提携プロバイダのIPv6対応一覧は下記サイトから確認できます。
ドコモ光対応プロバイダのIPv6対応状況

IPv4 over IPv6通信に対応していれば申し分ないですが、IPv6のみの対応でも、通信速度は上がるので、申し込んでみましょう。

プロバイダを変更する

契約しているプロバイダを変更することも、ひとつの手段です。
乗り換え手続きなどについては、「引っ越しでフレッツ光などのインターネット回線やプロバイダの解約・手続き方法まとめ|引越し見積りサイト【引越し侍】」で解説しています。
参考にしてください。

ただその場合、注意点がいくつかあります。

必ずしも変更したプロバイダが通信速度は早くなるという訳ではない
変更したプロバイダでも同様に、アクセス集中により接続がしにくい問題が発生している場合があります。
乗り換え前に事前に確認したり、もしものときを考えて上記のIPv4 over IPv6対応タイプのプロバイダへ変更したりすると良いでしょう。
プロバイダを変更すると、メールアドレスが変わる
パソコンのメールアドレスはプロバイダが発行しています。
このため、プロバイダが変更になると、これまで使っていたメールアドレスが廃止となってしまいます。
月額数百円で解約後も継続利用できるプランもあります。
詳細は「インターネットの引越し手続きと、メールアドレスの変更を防ぐ方法」で紹介しています。
ドコモ光の場合、プロバイダの変更に手数料が必要になる
プロバイダの変更の場合、事務手数料として3,000円が必要となる場合が多いです。
詳細は「ドコモ光のプロバイダ変更方法と注意点 | インターネット回線まるわかりドットコム」で解説しています。

回線側に問題があった場合

回線側に問題があった場合、接続方法や機器の設置場所に問題がある場合があります。

接続設定方法に問題がある
モデムやルーターなどの機器は精密機械です。
周りに電波を発する機械などがある場合、正しく電気信号の送受信を行えない可能性があります。
設置位置を見直してみましょう。
使用する機器の設置場所などに問題がある。
モデムやルーターなどの機器は精密機械です。
周りに電波を発する機械などがある場合、正しく電気信号の送受信を行えない可能性があります。
設置位置を見直してみましょう。
使用している機器が製品寿命を迎えている
古い機器を使用していると、接続が不安定になる場合があります。
ルーターの製品寿命は4~5年ともいわれています。
古い機器を使用している人は買い替えを検討しましょう。

それでも接続速度が安定しない場合

上記の対策を施しても、接続速度が改善されない場合、直接ドコモ光に問い合わせてみましょう。

ドコモ光の問い合わせ先は、以下の2種類があります。

ドコモインフォメーションセンターへ問い合わせる
一般電話からの受付:0120-800-000
ドコモ携帯電話からの受付:(局番なし)113(無料)
どちらも24時間受付可能です。
メッセージアプリ「LINE」での問い合わせ
LINEアプリで、メッセージをやり取りすることで質問等に応えてくれます。
2018年10月現在、試験的に導入しているサービスです。
下記サイトから、ドコモインフォメーションセンターを友だち追加し、メッセージ画面でやり取りができます。
LINE Add Friend
年中無休で、受付時間は午前9時〜午後5時となっています。

まとめ

ここまでドコモ光の速度について紹介しました。

要点を以下にまとめました。

  • ドコモ光は特別通信速度が遅い回線ではない
  • 通信速度の原因はプロバイダにあることがある
  • 原因がプロバイダにあるか、自宅内にあるか、速度チェックで判別する
  • プロバイダに原因がある場合、ルーターを変更したり、プロバイダを変更したりする
  • 自宅内の機器が正しく配線されているか、機器が古いものになっていないか確認する

ドコモ光はオプションプランが豊富で、コラボレーション光の回線の中でも、加入者が最も多いサービスです。
満足度調査でも毎回上位に位置しています。
速度への不満から、原因追及を行わず、乗り換えを検討してしまうのはもったいないです。
紹介した対策を講じてからでも遅くはないので、順を追って原因を探ってみましょう。
ドコモ光はオプションプランが豊富で、コラボレーション光の回線の中でも、加入者が最も多いサービスです。 満足度調査でも毎回上位に位置しています。 速度への不満から、原因追及を行わず、乗り換えを検討してしまうのはもったいないです。 紹介した対策を講じてからでも遅くはないので、順を追って原因を探ってみましょう。