PSTNとは
インターネット用語であるPSTNについて解説しています。
PSTNとは
PSTN(ピー・エス・ティー・エヌ)とは、「Public Switched Telephone Networks」の略語で、固定電話回線の電話網のことです。
公衆交換電話網ともいいます。
PSTNによって、通信事業者の施設から加入者の自宅までメタル回線を引き込むことで、加入者間でアナログ伝送の音声通話サービスを利用することができます。
各加入者に固有の電話番号が割り当てられ、電話局に接続したい相手の電話番号を伝えることで先方までの間の通信線路を一時的に占有し、双方向に音声信号を伝送します。
このような接続方式を回線交換方式といいます。
PSTNは長い間日本中で利用されてきたが、近年のIPネットワーク構築によるVoIPの浸透により、光回線を利用したIP電話への切り替えが進んでいます。
将来的にはPSTNからIP網への段階的な移行が計画されています。
PSTNマイグレーションとは
マイグレーション(Migration)は「移行」という意味で使われ、IT分野ではよく「新しいプラットフォームへの移行」を表します。
そしてPSTNマイグレーションとは、NTT東西が2010年11月に発表した、PSTNからIP網への移行計画のことをいいます。
ブロードバンドが普及し、IP系の通信サービスが拡大していることに加え、PSTN交換機が寿命を迎えるにあたって、IP網への移行が予定されています。
NTT東西によると、2020年頃からPSTNからIP網へのマイグレーションが開始され、2025年頃に完了する予定です。
PSTNゲートウェイとは
PSTNゲートウェイとは、VoIPネットワーク経由で内線電話システムと公衆網との接続を行うための装置です。
音声をIPパケットに変換し、公衆回線網(PSTN)との接続を可能にします。
編集者情報
