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光回線が台風で繋がらない場合の原因と対処法

2019年9月に首都圏を襲った台風15号の影響で、千葉県内では大きな通信障害を受けました。
インターネット回線の復旧は10月になっても1万回線以上が不通となっており、携帯電話回線の復旧も1週間程度の時間を要しました。

今後も大型の台風等の災害が発生することも見込まれており、こうした通信障害に対しての対応が必要です。

今回は台風15号の影響がインターネットなどの回線にどのような影響を与えたのか、その原因は何か、どういった対応をすべきなのかについてご紹介していきます。

台風によるインターネット回線への影響

2019年9月9日に首都圏を襲った台風15号の影響により、光コラボレーションを含む光アクセスサービス7.7万回線での影響が発生しました。

1.影響エリア・サービス
(1)エリア
千葉県の一部エリア

(2)影響サービスおよび影響回線数

<電話系サービス>
アナログ電話:約2.8万回線
ひかり電話:約5.4万回線

<その他サービス>
光アクセスサービス※:約7.7万回線
その他、専用線サービスの一部

※光コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービスも含みます。

引用:NTT東日本報道発表資料「台風15号の被害に対するサービス影響等について(第5報)より)

その後、13日の第11報では、「影響エリア・サービス」の記載が消え、NTT側の対応はひとまず完了したようです。

しかしながら、停電による基地局の稼働への影響や、ケーブルの断線によるインターネット回線等の不通は継続しており、10月時点でも1万回線以上に影響が出ているようです。

台風による携帯電話回線への影響

台風15号による携帯電話への影響も深刻で、大手携帯電話各社で通信障害が発生していました。
各社のお知らせによる復旧日時は下記の通りです。

キャリア 復旧日時 参照
ドコモ 9月19日午後0時55分 NTTドコモお知らせ
ソフトバンク 9月18日午後5時38分 ソフトバンクお知らせ
au(KDDI) 9月17日 20時50分 auコモお知らせ

基地局の数や場所は各社で違うと思われるので、一概にどこが早い遅いというものではありませんが、完全復旧までに1週間以上もかかったというのが問題です。

もちろんエリアによって順次復旧しているので、被災地全域で1週間以上の復旧がかかったわけではありません。

筆者の実家は比較的被害の多い被災地でしたが、発生から3日後の12日に通信と電気が復旧したようです。

しかしながら、エリアによっては、最大10日も通信ができなかったということなので、被災時の通信手段への対策は重要です。

近隣エリアのインターネット接続への影響も

通信の影響は直接的な被災地だけではありません。
台風の影響が軽微なエリアにもインターネット回線の障害などが発生していたようです。
主に回線混雑によるインターネット回線速度の低下です。

直接的な被害が発生しているわけではありませんが、近隣エリアでの情報収集に影響が出ると、不要な混乱や、被災地への支援が遅れる可能性がありますので、安定した通信手段の確保は重要です。

台風時にインターネット接続ができない原因

そもそも台風時に何故インターネットに接続ができなくなるのか原因について紹介します。

停電による基地局の稼働停止

停電によって通信基地局の稼働が停止してしまった場合、インターネット回線自体が使えなくなってしまいます。

通常は、非常用電源によって稼働が停止しないように配慮されていますが、今回のような大規模な影響は電力網の復旧にも影響が出ます。電源が復旧しないと非常用電源が枯渇してしまい、基地局が機能停止に陥り、通信インフラが遮断されてしまいます。

台風によるケーブルの断線

台風によるケーブルの断線も大きな影響を及ぼします。

多くのインターネット回線は電柱などから光ケーブルを宅内に引き込んでいることが多いため、このケーブルが切断されてしまうと物理的に繋がらなくなってしまいます。

NTTが復旧してもこうしたケーブルの断線は、物理的な工事が必要なため、復旧までに時間を要します。

回線の混雑

インターネットには繋がるのにも関わらず、速度が遅く繋がりにくい場合は、回線網が混雑してしまっている可能性があります。

PPPoEという接続方式を使用したインターネット回線の場合、混雑に弱く、夜間や休日などのアクセスが集中する時間帯は速度が遅くなってしまいます。
同じ理由で、台風などの影響で回線が混雑してしまうと、急激な速度低下を引き起こす原因があるのです。
回線網の混雑が影響しているため、直接的な被災をしていない近隣の地域でも影響がでる可能性があります。

台風時にインターネット接続ができない場合の対処法

台風時にインターネットに接続ができない場合の対処法について紹介していきます。

設備の問題は復旧を待つのみ。スマホのバッテリーは温存する。

基地局が稼働していない場合や、ケーブルが断線しているような場合には、復旧を待つしか手段がありません。

しかしながら、通信できないと家族などの安否確認ができないため、不安になるでしょう。
そうした場合は、スマホの使用は極力避け、バッテリーを温存しつつ、連絡手段としては公共のサービスを利用しましょう。

具体的には下記のようなものがあります。

1.災害伝言ダイヤルを使用する

「171」をダイヤルし、ガイダンスに従い伝言の録音・再生をしましょう。
家族には事前に有事の際は、伝言ダイヤルを利用することを伝え、災害伝言ダイヤル経由で連絡を取るようにしておきましょう。

災害用伝言ダイヤル(171)

2.公衆電話を利用する

台風15号のようなケースでは、伝言ダイヤルを利用したくても、スマホが通じないことがあり得ます。

前述の通り、最大10日の通信障害が発生することもあり得るからです。
さらに災害規模によっては、10日以上通信遮断されてしまうことも考えられます。

そうした場合は、近くの公衆電話を使用しましょう。

災害時にNTTは、公衆電話を無料で開放します。

公衆電話は、停電の場合でも使用することができるため、公衆電話を使って伝言ダイヤルに連絡を残すのが望ましいです。

近くの公衆電話を探す
公衆電話の使い方

3.アクセスポイントを活用

災害時にNTTは、近隣のアクセスポイント(Wi-fiスポット)を開放します。
そこからインターネットに接続して連絡を取ることもできます。

ただし、こちらは停電しているエリアでは使用できない可能性が高いため、いざというときは、公衆電話のほうが有効です。

アクセスポイントを探す

機器の設定を確認

既に停電や回線が復旧しているのにも関わらず、インターネットに繋がらない場合は、光回線終端装置(ONU)を再起動してみましょう。
全てのランプが緑に光る場合は、他に原因がありそうです。
無線LANルーターの再起動を試してみて下さい。

また、無線LANルーターを使わず、有線でパソコンにLANケーブルを接続し、インターネットが繋がるかを試してみるのも良いでしょう。

事前にできる通信対策

台風などの災害は、被災してからの対応では大変です。
できるだけ事前にできる対策を用意しておきましょう。

ラジオなどの通信手段の確保

インターネットや携帯電話が繋がらない場合の情報収集の手段として有効なのは、ラジオです。

最近ではラジオもスマホで聞けるため、保有している家は少ないかもしれませんが、災害の際には非常に役立つものですので、一家に一台は置いておきましょう。

家族との事前認識の共有

災害が発生した場合に、家族が一緒とは限りません。

何かあった場合の避難場所や、前述した災害伝言ダイヤルへの連絡ができるように家族内のルールを共有しておきましょう。

v6プラスなどへの切り替え

また、電気や回線が復旧した後の回線混雑に備え、v6プラスに対応したインターネット回線に乗り換えるのも良いです。

v6プラスは、PPPoE方式とは違い、回線の混雑が起きにくい新しい接続方式です。
災害時にインターネット回線が遅く、情報収集ができないと困ることもあります。
ただ、こちらは備え程度ですので、まずは上記2つをしっかりと対策するのが良いでしょう。

まとめ

台風などの災害は年々規模を拡大しています。

いざという時に備え、通信手段の確保を事前に検討しましょう。
ソネットでは、いざというときのインターネットの防災マニュアルを公開しています。
こちらも是非ご覧下さい。

ソネット:防災マニュアル

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